レクイエム

First Contact

それはまだ一人暮らしをしているころ、というかし始めてそう時間はたってなかったと思う。なにせ、寮の同室でバイク仲間だった奴が勝手に逝きやがって、自分の整理をつけるために寮を出たころだ。

とあるエンデューロレースから帰ってきてとりあえず荷物を部屋に置いて、友人とメシでも食いに行こうかとしてアパートの部屋に入ろうとすると・・・ドアの前に汚ったねえ子猫が座っていて「にゃー」とひと鳴き。「なんだおめえ」と一瞥して荷物を置いて、また出かけた。小1時間くらいして友人と別れると・・・また「にゃー」・・・ん?まだいたのか?・・・しばし考え中・・・もちろんアパートはペット禁止、飼えるわけない。だいたい、俺は犬派なんだから、と思いつつドアを開ける。「おーい、誰もOKしてないぞ」、勝手に玄関に入り、また「にゃー」。はあ、と思いながら残っていた食パンに牛乳をやると「にゃごにゃごにゃご」と文句言いながら食べ始めた。ふんっ・・・

15年前、もう少しあと肌寒くなった頃だったかな。名前は「みー」と呼ぶことにした。

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